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広い心

おとどけカレシ Vol.1 瀬戸 仁 感想

あみだくじで決まりましたおとどけカレシから。

おかしいですね‥‥‥‥そもそもこれは買うつもり本当になかったんです‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

個人的に一言でいいますと「これは少女漫画」

本当に一個人の妄想なんですけどヒロインは割と大雑把でハキハキしてるけどどこか抜けてる、そこまで鈍感ではない、ちょっとくせ毛でポニーテールとかしてる、世に言うモテる感じの女の子ではなく外見は普通の女の子、みたいな感じなんですね‥そんな普通の女の子が王子様の仮面かぶった元暴走族総長を骨抜きにするって少女漫画でしょ、花とゆめとかに載ってそう。てか多分載ってる。

実際CDの内容も思うことはあれど結果良かったので買って正解だったー!!ただ続けて買うかは今後のSSとか次第ですかね‥
おとどけカレシ1巻を買おうと思ったきっかけはサイトのSSなので見てください)

SS | おとどけカレシ
 

おとどけカレシ Vol.1 瀬戸 仁

 

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瀬戸 仁(CV木村良平

 

First day(12:20)

 初日のお話。

ヒロインの元にいきなり瀬戸仁と名乗る人が来て、自己紹介が終わるとすぐ「早速あなたについて教えてもらえませんか?まだ緊張しているかと思いますし、まずはゆっくりお互いを知ることから始めるべき」などと言われるがヒロインは何のことか全くわからず宗教の勧誘か何かだと思い、扉を閉めようとする。瀬戸は慌てて否定するもヒロインはしつこい勧誘だと思い警察を呼ぼうとしたところ「警察を呼ぶ前にまず俺の話を聞く、どうかな?」とヒロインを必死に説得し話をすることに。

現実でいきなり見知らぬ男性が自分の家に来て自己紹介始められて「さぁあなたのこと教えて?」って言われたら確実に引くし扉閉めて警察呼びますよね。

話すにしても瀬戸も状況がよく分かっていないらしく、お互いにわからないことだらけなのでまずヒロインの家に来ることになった原因と経緯全てを話してくれることに。

「まず・・恋人派遣サービスって知ってるかな?今話題になってるんだけど。・・まぁ簡単に言えば理想の恋人と期間限定の恋愛をするサービスってとこかな。恋愛を楽しみたい女性が、うちにいる理想通りの男を一週間限定で恋人としてレンタルする。君もそうやって俺を予約してくれたはずだよ?」

 説明をしてくれたもののヒロインには覚えがなく困っていると一本の電話が。

 その電話はヒロインの母親からで、どうやらこの恋人派遣サービスを予約したのはその母親だったということが分かった。恋愛の「れ」の字もない娘を心配(?)した母親の仕業だったということが分かり、ヒロインはこの予約をキャンセルしようとしたが予約をキャンセル=この予約の為に空けた瀬戸仁の一週間の予定を全てなしにする、ということで結構な額の違約金が発生することになるという説明を受ける。

困っているヒロインに瀬戸は

「ねぇ、このまま俺と一週間過ごしてみるのはダメ?・・うん、俺と。一週間恋人になるのは嫌?」

 と聞く。

首を横に振ったヒロインに「嫌じゃないなら決まり!今日から俺は君にとっての理想の恋人になる。君もそのつもりで接して?」と言い、一週間の恋が始まった。

少女漫画の入口かな?と思いました。

呼び方をどうするか~などの話をした後、今日の予定の話になる。瀬戸は「せっかくだしデートでもする?君の行きたいところを教えてくれればどこにでも連れて行ってあげるよ?」と提案したがヒロインは「部屋の掃除がしたい」と斜め上のプランを提案。瀬戸は「デートから帰ってきてからでもいいんじゃない?」と言ってみるもののヒロインは引かなかったので「そこまで言うなら・・・」と部屋を見せてもらうことに。

さすが少女漫画のヒロイン。他の女と同じようにショッピングとか行ってたらあかん。

実際見せてもらうとお世辞でも「そんなに散らかってないよ」とは言えないほどに物が散乱している部屋だったので瀬戸も「あ~・・確かに。これは掃除をした方がよさそうだね。今すぐに」とぼやく。仕事が忙しく、部屋の掃除が出来なかったという事情を聞き、そんなヒロインの為に「よし!そういう事なら今日はデートじゃなくて君をゆっくり休ませる日にしよっか!掃除も俺がやるよ。」と一人掃除を始めた。

この掃除中ですがちょっと本来の口調が出てしまう瀬戸が凄く好き。「きったねーな」の言い方最高だった。王子様ではなかった。

部屋の掃除が終わった後は料理をごちそうになり、仕事の話を聞いてもらったりなどゆっくり出来たヒロイン。最後は瀬戸に膝枕をしてもらい1日目が終了した。

2人は期間限定とはいえどもやはり「恋人」なのでここでも色んないわゆるイチャイチャシーンはありました!!まぁでも個人的には瀬戸も遊びではなく心からやっているんだろうとは思うのですが瀬戸にとっては「仕事」なんだよなぁと思ってしまいましたね。ヒロインがどう思ってるかは別にして。でも可愛かったです。

 

Second day(8:14)

 瀬戸からの電話で目を覚ますヒロイン。昨日、瀬戸の膝枕でそのまま眠りについてしまったヒロインをベッドまで運び食器洗い・朝ご飯作りをし帰宅したと聞き、ヒロインはお礼がしたいと言うと瀬戸は「今日一緒にデートをしてほしいな。」とお願いをする。

「君を連れていきたい場所があるんだ。うん、楽しみだな~。君がどんな素敵な恰好で来るか想像しながら待ってるよ。じゃ、また後で」

と瀬戸との電話を終えたヒロインは急いでデートの準備を始めた。

掃除・料理・食器洗い・朝ご飯用意って優秀な家政婦雇ったんだっけ?って感じですもんね。 瀬戸も初めての経験だったと思います。

 待ち合わせ場所へ向かうと瀬戸がいて、早速服装を褒められるヒロイン。ヒロインも瀬戸の恰好を褒めるがかっこよすぎて目立っている為、一緒に歩くのが恥ずかしいと自分の恰好を気にする。そんなヒロインに

「大丈夫だよ、君は堂々と顔をあげてて。俺の隣を歩くのは嫌?・・・だったらもうそんな悲しい事は言わないで。褒めてくれるのは嬉しいけど、君だって本当に魅力的な女の子だよ。そんな君の隣を歩けて俺の方が幸せ。」

 と声をかける。

今まであんまり服装とか気にしなかった女の子が「彼に見合う服装をしたかった・・」と落ち込むの可愛いですよね。そういうの少女漫画っぽくて好きです。

でも可愛くなりたいっていうヒロインの心を読んだのか瀬戸は「おいで、俺が君を世界一幸せなお姫様にしてあげる」と知り合いが経営している服や髪・爪先までオシャレにしてもらえる店へと連れていく。着替え・アレンジが終わったヒロインを見て瀬戸は

「すごく・・可愛い・・。どうしよう。君を褒める言葉を考えてたんだけど、どれを言っても今の君には相応しくない気がする。そのぐらい綺麗だ。」

 と驚く。

その後瀬戸は「綺麗になった君に俺からプレゼント」とネックレスを渡し「仕上げは俺の手でしたかったからね」とそのままヒロインにつけてあげる。

ここすごく好き。「仕上げは俺がしたい」っていうのは紛れもなく瀬戸の性格だと思うんですよ~。

全身鏡で自分の姿を見たヒロインは自分の変貌を驚くとともにネックレスが自分の気になっていたものだと気付く。そんなヒロインに瀬戸は

「あ、気付いた?ネックレスだけじゃないよ。そのワンピースも髪型もネイルも全部君の部屋にあった雑誌に載ってたもの。チェックがついてたから気になってたんだ。いつもお仕事を頑張ってる君にご褒美をあげたかったから。たまにはこういうのもいいでしょ?」

 と告げる。

これはプロの犯行~!!部屋の掃除という家政婦か?みたいな行動しててもそれだけで終わらずちゃっかり彼女の好みを探るというプロの犯行。さすがナンバーワンだなと思いました。

瀬戸は嬉しがるヒロインを連れデートを楽しんだ後、夜も遅くなってきたので家の前まで送る。寂しそうな顔をするヒロインに「寂しいなら寂しいって言って」と迫る瀬戸。顔が近づき、赤くなるヒロインに瀬戸は「こーんな可愛い顔見せられたらキスしたくなっちゃう」とキスをする。照れすぎて寂しさが紛れたヒロインは「強引だね」と笑うと

「いきなりこんなことしたからびっくりさせちゃたかな?普段はこんなんじゃないよ?君の前でだけ。・・・だってずっと優しくしてたら逃げられちゃいそうだから。・・うん。逃がしてあげない。」

そうして帰り際にも甘い言葉と共にキスをしてお別れをした。

 瀬戸~~~!!
やっぱり設定が設定なので「今まで相手にしてきた女にもそういう事言ってるんだろ~!」と思ってしまいますがずるいと思います。後キスですが付き合っているとはいえ、一週間の雇われ彼氏であることには変わりないので「口にはしない」みたいな決まり事があればよかったのにな~とか思いました。まぁそんな決まりはないので口にしているんだと思います。

 

Third day(5:20)

仕事終わりに瀬戸から電話があり今いる場所を伝えると「わかった、10分ぐらいで着くと思う。そこでいい子にして待ってて」と言われる。そのまま待っていると車で瀬戸が迎えに来てくれた。家まで送ってくれている途中でヒロインがお腹が空いている事に気付いた瀬戸は夜ご飯を食べて帰ろうと提案した。

仕事終わりに車で迎えに来てくれて夜ご飯食べて帰ろうって普通にいいですよね。というか仕事終わりに車で迎えに来てくれるのがいい。最高。萌えとかじゃなく普通に。電車に乗らずとも家に帰れるの最高・・・。

食べて帰ることにした二人。仕事の話や子供の話をしたりしながら夜ご飯を楽しむがヒロインが瀬戸自身の昔の話を聞きたいというと少し動揺する素振りを見せる瀬戸。「今と全然変わらなくてネタになることもないし、昔っからずっとこういう感じなんだよねー俺。うん、だから俺が話す分の時間も君の事聞かせて。」と話を自分の昔話から逸らすと気を遣っているように見えると指摘されるが「そこまで。それ以上何か言うとキスしちゃう」と強引に話を終えた。

食事後、ヒロインを自宅まで送り届けた瀬戸はオーナー?に「今から戻る」と電話をかける。手違いでの登録のお客様だったので大丈夫かと瀬戸に聞くが「大丈夫に決まってんだろ。俺が今まで大丈夫じゃなかったことなんかあるかよ」と自信満々に答える。引き続きよろしくお願いいたします!と言われ会話を終えた後、会社へ戻るため車に乗り込む瀬戸。会社へ戻る道中

「そういやあれどういう意味だったんだろうな。普通に接してほしいなんて初めて言われたけど。王子様役に普通もクソもねーだろ。ってかあれか。ああやって言ってくるってことは俺のやり方がわざとらしかったとかそういうことか。・・・今までと同じようにやってたよな?今回だけ下手なやり方って訳ねえし。・・・俺の昔の話も聞きたがってたな。そんな客初めてだ。な~んか今までとタイプ違うなあいつ。なんもねえとは思うけどちょっと気を付けるか」

 と独り言をこぼしこのトラック終了。

この最後の独り言最高でした。個人的に「な~んか今までとタイプ違うなあいつ。なんもねえとは思うけどちょっと気を付けるか」の言い方が凄く好きです。素の瀬戸がヒロインの事考えているのが良いな~。

 

Fourth day(9:22)

ヒロインから「今忙しいですか?」とメールが入る。「わざわざメールでご苦労なこった」と言いながら返信しようとするが時間的に仕事中である彼女からのメールを不思議に思った瀬戸は電話をすることに。電話越しのヒロインは咳をしていて風邪であることに気付いた瀬戸は「熱は?今からそっち行くよ。食べたいものある?」と聞くが電話が切れてしまう。

「これやばいんじゃねぇか?とりあえず食べられそうなもんと薬と・・後何が必要だっけな」

と慌てて家を飛び出しヒロインの元へ向かう瀬戸。

この電話、会話の合間に瀬戸の心の声がところどころ入るんですがそれが最高に良かった。何を思っているかが分かるの良い。というかやっぱり素の瀬戸は良い。

ヒロインの家へ着くがチャイムを鳴らしても反応がなく、試しにドアノブを回すと扉が開いた。(おいおい鍵かかってねーのかよ。もし俺以外の奴が来てたら)と思うが「ごめんね!お邪魔します!」と部屋へあがる。

この「おいおい鍵かかってねーのかよ。もし俺以外の奴が来てたら」の言い方も最高。実際口に出しては言ってないけど。

寝ているヒロインを見つけ、「何かちょっとでも口に入れられそう?」と尋ねると「水が欲しい」と答えるが水も満足に飲めないほど苦しそうなヒロイン。「手段選んでる場合じゃねーか」と瀬戸は口移しで水を飲ませる。水が飲めたヒロインは落ち着いたのかそのまま眠りについた。

数時間後、目を覚ましたヒロインに気付き瀬戸は「あ、起きた?体調はどう?全然迷惑なんかじゃないよ。むしろ呼んでくれてホッとした。俺の事頼ってくれてありがとうね」と声をかけるがそんな自分に(頼ってくれてありがとう・・。何言ってんだ俺。ただの客相手にそんなこと・・。)と驚く。

「・・ああ水ね。俺も君の元気がないから動揺しちゃって、今考えたらスプーンで飲ませてあげるとか他にもやり方があったよね。ごめんごめん。」

(いつもの俺だったら絶対やらなかったな。そもそも客が風邪ひいたぐらいで動揺するなんて俺らしくねえし。目離して大丈夫なタイプの子じゃねぇからか?)

 ここ!!ここ!!!!
王子様を意識して看病してると「口移し」という行動にはならないので「口移し」という行動は素の瀬戸がやった行動だしそもそも重病とかではなくただの風邪なのにここまで動揺する瀬戸がすごくよかったです。口移しという行動自体よりそれに至った経緯にすごく萌えました。

照れているヒロインを見て「君が照れたら俺まで恥ずかしくなるでしょ?だからもう変な風に考えるのはおしまい!いーい?」と言いながら瀬戸自身も(唇が柔らかかった事も、熱のせいで熱かった事も忘れる。)と自分に言い聞かせる。

このおしまい!の言い方がすごく好き。表情が分かる。すごい。

看病はしたことあるのかヒロインに聞かれつい話すつもりのなかった弟の話を自らしてしまう瀬戸。慌てる瀬戸だがヒロインは瀬戸自身の話が聞けて嬉しいと笑みをこぼす。

(弟がいるって聞いただけでなんだよ。・・っなんなんだろな。調子狂う。今までの客は一週間だけの相手だって割り切って俺に接してたのに。なんでこいつは。・・あ、そっか。こいつは割り切れてねーのか。そうだよな。母親が勝手に連絡してるんだもんな。そのせいで、俺までこいつのペースに引きずり込まれてるのかも)

 その後、子供の頃の風邪の話など笑いながら他愛もない話をしていると瀬戸はヒロインに「今までは距離を感じていたけど今は素っぽい」というような事を言われる。

(接客中に距離を感じるなんて言われたの初めてだな。手は抜いてないし、今回の仕事も完璧にこなしてたはずなのに。)

と瀬戸は自身に問うが

「そんなに俺楽しそうだった?別にいつも君といて楽しくない訳じゃないんだけど。そうやって感じさせてたならなんとなく申し訳ないな」

 「ううん、謝らないで。別に失礼だなんて思ってないよ!君にそうやって言われて、まだ恋人として遠慮している部分があったんだな~と思い知らされた気がする。これからはもっと遠慮なくいくからよろしくね」

 とごまかす。

ここの言い方がすごい色んな感情が含まれて聞こえてくるので本当にすごいなって思いました。この後

(遠慮してたか。いつも通りにやってたはずなんだけどな。客を喜ばせて、一週間だけ夢みせて。こいつにもそういう対応してきたはずだ。なんで今回だけこんな風に言われて)

 と瀬戸は心中思うんですけどまさにこういう感情がさっきの台詞の時点で含まれているのが伝わってきたので本当にすごいなぁという感じです。

瀬戸は今までの客と何が違うのか考えたところ、一つの答えを見つけた。

(そうか。俺についてなんか言ってきたのこいつが初めてなんだ)

(笑顔を褒めるのはいつも俺の方だったし、好きだっていうのも俺ばっかりだったから。)

 あくびをしたヒロインに気付き瀬戸はゆっくり寝るように勧めたところ思いのほかすぐに眠りについたヒロイン。そんな彼女を見ながら

「素の笑顔の俺が好き、か。忘れたのかよ。俺とは一週間だけの恋人関係なんだって。もっと自分が楽しむ事だけ考えてりゃぁいいだろ。そういう契約なんだから。変な女だよな、お前。…でも本当に変なのは俺の方かもしれねぇ」

とつぶやき「風邪早く治せよ」という言葉と共にキスをし4日目が終わった。

この最後の台詞めっちゃ良かった…。言い方も最高だった…。この台詞絶対頭撫でながら言ってるんだけど声色が雑ではあるけど優しいんですよー!撫で方も絶対素の瀬戸の撫で方だと思う…。王子様みたく優しい感じではなくてどこか雑さが出てる撫で方だと思う…。

 

Fifth day(4:56)

次の日の朝、瀬戸はヒロインの家でそのまま寝てしまっていたらしくヒロインが朝ご飯を作る音を聞いて目が覚める。

(うわっ…やっべ。俺ここで寝ちまってたのかよ!)

「え?あ、おはよう…体調はもう大丈夫?…えと、俺、寝ぼけて変なこと言ってたりしないよね?…そうそうすっごく寝言がうるさくて!もし君に迷惑かけてたら申し訳ないなって心配になったんだ。…よかった。…えと、後からそういえばあんなこと言ってたな~って思ってもただの寝言だから気にしないでね?」

 この焦ってる瀬戸可愛くて好き。寝ぼけて本当の素が出てないか心配だったんだろうな。可愛い。

 この後ヒロインが「あ!」って言って即「えっ何?!何か思いだしt忘れて!!全部忘れて!!!」って息継ぎなしで言い切ったの面白すぎ。打ち間違いとかじゃなくて「思いだした」と「忘れて」の間の母音が消えてる感じ最高に焦ってて可愛い。

ヒロインは単に目玉焼きは何をかける派か聞いただけだったので安心した瀬戸は「目玉焼きは塩こしょう派かな?」と答えヒロインと朝食を食べる。

朝食を食べながら新婚生活ごっこみたいなのしてて可愛かったです。王子様モード全開で瀬戸が頑張ってます。

5日目はこの朝食のシーンだけで終わりなのですが最後にヒロインからキスをするってのがあってされた後の瀬戸の反応が最高に好きだったので聞いてほしいです。

なんと!試聴で!聞けちゃいます!!!!

瀬戸仁(Cast) | おとどけカレシ

サンプルボイス②で聴けます。

 

Sixth day(9:08)

デートで夜景を見に行った2人。この関係が後1日であることを切り出す瀬戸。

「たった一週間しか過ごしてないのに、別れるのが寂しいなんてね。こんな気持ち初めてだな。…違うよ!こんなこと誰にでも言う訳ない。君は今までの子達…」

 ここで言葉をやめ瀬戸は「結局俺の事は何も君に話せなかったね。知りたいって、聞きたいって言ってくれたのに。」と話を変える。

言っちゃダメだって瞬間的に思ったんだろうな…。「別れるのが寂しい」っていう感情はこの仕事をしていて本当に瀬戸が初めて抱いた感情なんだと思うんだけどそれを言葉にしちゃダメだって瞬間的に思ったんだろうな。

「また君とこんな風にデート出来たらいいなぁ。一緒に行きたい場所がまだたくさんあるんだ。」と話題を未来の話にするもしんみりしちゃった空気。この空気を変える為「飲み物でも買ってくるよ」と瀬戸はその場を少し離れる。

飲み物を買いに行った瀬戸を待つヒロインの元へナンパ2人組が現れる。失恋旅行だと勘違いしている2人は「そんな元カレ忘れさせてやるから遊ぼうぜ」とヒロインにしつこく声をかけてくる。そうこうしていると「俺の彼女に何か用?」と瀬戸が戻ってくる。

「つまんなそうな男だな、なぁ、こんな男やめとけよ~。俺たちならもっとスリルある遊び教えてやれるし」

「だいたいデートに夜景って時点でパッとしねぇよな」

 と瀬戸へ暴言を吐きまくるが「これ以上話しても時間の無駄だね。さ、行こう」と大人の対応をし、ヒロインと一緒にその場を立ち去ろうとする。

「へ~~!彼女の前なのに逃げるんだ!」

「喧嘩弱そうだもんな~こんな男が彼氏って君も見る目ないね~」

と瀬戸を煽り、ヒロインも言い返そうとするが「大丈夫落ち着いて、俺の事はいいから」と瀬戸が言ったところナンパ男が

「ってかこの女もよく見りゃブスじゃん」

「うーわ、声かけて損した」

 とヒロインにまで笑いながら罵詈雑言を浴びせる。その言葉を聞いた瀬戸は「は?今何つった?」と聞いたことないような低い声でナンパ男達へ向かっていく。「おいおい、彼氏さん怒っちゃったよ~」「ブスにブスって言って何が悪いんだっつーの」とさらに瀬戸の怒りに拍車をかけたところ瀬戸の何かが切れた。

「……人が大人しくしてりゃいい気になりやがって。見逃してやろうってのが分かんねーのかよ。何がスリルのある遊びだっての、てめーらより俺の方がよっぽど詳しいわ調子乗んなクズ」

あ~~~~!!!瀬戸!!!!!
自分の事言われてるときは王子様モード保ててたのにヒロインの事言われた瞬間自分の中の理性がどこかへ消え去ってしまったの本当に好き。このシーン大好き。「は?今何つった?」の低い声本当に良かった…。後「俺の方がスリルのある遊び知ってるわ」って言い返したの好き。喧嘩弱そうとか色々言われてたけど一番に言い返すのそこかよって思った。多分これ言われた時、瀬戸心の中でも「俺の方が詳しいし楽しませてあげられるっつの」とか思ってたでしょ。

このナンパ男達のバックに暴走族がついていると知るが、ヒロインが瀬戸の事を「仁」と呼んだことでこの「瀬戸仁」が暴走族の頭だったことを知る。その事を知ったナンパ男たちは急いでその場を後にした。

ヒロインと2人っきりの状況になった瀬戸は「今のどうだった?君を守らなきゃって思ったら夢中になっちゃって。け、結構いい演技が出来たと思うんだけどな…」と誤魔化そうとする。あのナンパ男達が名前を知っていたことをつかれた瀬戸は「…でもさ!ほら世の中には同姓同名の人なんて少なくないわけだし…」と苦し紛れに言い訳するも、もう隠せないことを悟った瀬戸は自分の本性をさらけ出すことにした。

「ああ、そうだよ。俺はあいつらの言ってた通り暴走族の頭やってたような男だ。犯罪スレスレの事にも手出したし、人だって数え切れねーぐらい殴ってきた。今はもう足洗ったって言っても名前出せばこの辺の奴らは全員さっきみたいに逃げ出すしな。…お前を騙してたようなもんだ。優しい王子様って嘘ついてな」

「…いいぜ、会社の方にクレーム入れても。客の前でトラブった上に夢までぶち壊しちまった。明らかに契約違反だ。しかるべき措置だって」

 という瀬戸の言葉をさえぎってヒロインは「かっこよかった」と瀬戸に言う。驚く瀬戸に「変かな?」と尋ねると「普通はな、暴走族に関わってた男なんて嫌がるもんだぞ!だいたい今日まで俺がどういう奴だったか見てきただろ!ほんとはこんな奴だったって知って幻滅しねぇのかよ!」と言う瀬戸。しかしヒロインは「今の方が生き生きして見えるからこっちの方が好き」と答える。初めての反応に困る瀬戸。

「……怖いって思わねぇのかよ。今まで素で話してきた奴ら皆そうだったぞ。だから俺は望まれてる優しい王子様を演じてたってのに」

ヒロインと過ごした1週間の話をした後、ヒロインは瀬戸に契約が終わる最後まで恋人でいてほしいとお願いをする。そんなヒロインに瀬戸は

「わかったよ。なら、最後の瞬間までお前の恋人でいてやる。どうせ明日が終わったらサヨナラだ」

と答え6日目が終了。

このトラックが一番好きです。最後の会話もBGMがあいまってすごい良い感じです。とにかく聞いてほしい~!後、このトラックが一番少女漫画感ありました。

 

Seventh day(10:41)

「1日お疲れさま~今日で最終日だけどよろしく…ってお前にはもうこのモードじゃなくていいんだったな。あー…なんだ。行きたいとこあるなら連れてってやるけどなんか希望あるか?」とヒロインに聞くが逆に「行きたいとこある?」と聞かれる。「最後の日なんだからお前の好きなようにしろよ。どうせ終わりなんだしめいいっぱい甘えていいんだぞ」言い返すと「私にも甘えて欲しい」と返され「…なーんで俺がお前に甘えなくちゃならねんだっての。ほーんと変なやつだよな」と笑う。

かわいい~~!!
素の瀬戸とヒロインのやり取り最高に可愛い。

結局ヒロインは「仁が一番好きな場所に行きたい」と答え、瀬戸は「お前変なとこに行きたがるんだな」と呆れるが「いいぜ、連れてってやるよ。俺が一番好きな場所に」と連れて行くことに。

瀬戸が連れてきてくれた場所は「孤児院」だった。「お前には隠すこともねーしな」と自分の昔の話をする瀬戸。自分には親がいなくてここの院長が父親みたいなものだということ、血が繋がっていない弟・妹のこと、荒れていた自分のこと、荒れていた自分を救ってくれた院長に恩返しをするため、族を抜けた事、孤児院を守るために今の仕事に就いた事。孤児院を救った後も瀬戸は自分が「必要とされる」この仕事を辞められず続けていた。それが「本当の自分」ではなくても「優しい王子様」を演じていれば客は喜び、お金が入る。そのお金で弟・妹達におもちゃやお菓子を買ってあげられる。皆が喜んでくれるならいつか必要とされなくなる時まで「優しい王子様」を演じ続ける。そんな心の内を全てヒロインに話した。

瀬戸~~~~……
親に捨てられた瀬戸は「必要とされない」ことにすごく怯えていたですよね…。

ヒロインは「皆の幸せの為に犠牲になっているの?」と瀬戸に尋ねる。「大げさだな。俺は別に…自分が…犠牲になってるなんて…」と言い返そうとするが「…お前、ほんっと俺の弱いとこついてくるよな」と言葉を吐く。

「もっと早く会いたかったな、お前に。前、今の仕事は自分の夢だったって言ってたろ。あんとき本気でお前が羨ましくなった。たくさん選択肢がある中で自分のやりたいことの為に頑張ってこれたって事だろ。俺は、そんなこと考えて生きてこれなかったからさ。」

「こんなこと1週間しか過ごしてねー奴に話すと思わなかった。たった1週間なのに。」と自分に笑いながら言った後「……俺はお前を…」と言ったところでその先の言葉を飲み込み「最終日のデートがこれだけじゃ味気ねーな。最後にもっとそれらしいところに連れてってやるよ」と話を変えた。

瀬戸が連れてきたのは遊園地。「デートの定番って言ったら遊園地だろ。2人で観覧車乗って、それでこの関係は終わりにしよう」と観覧車へ乗り込む。

今までどうやって王子様らしく振舞っていたか思い出せない瀬戸は「明日から大丈夫かな~」と冗談交じりに話す。頂上が近くなり「せっかくだから記念写真でも」と笑いながら話すがヒロインの顔を見て「いや、なんでもねぇ」と真剣な顔をしてヒロインを抱きしめる。

「明日から俺たちは他人に戻る。抱きしめんのもこれが最後だ。…それと、これも最後だ」

「俺の事は忘れろよ、これで最後にするから。…愛してる」

 そう言いヒロインにキスをし、偽物の恋人関係にも幕が閉じた。

 

True lovers day(6:47)

瀬戸との恋人関係が終わってから随分日にちが経ったとある日の夜、家へ帰ると玄関に「あ、おかえりなさい。初めまして、この度はご予約ありがとうございました。ブロッサム社から派遣されてきました、瀬戸仁と申します…っなーんてな」と笑いながら言う瀬戸の姿があった。

「忘れろって言ったくせに情けねーよな。俺の方が、お前の事忘れらんなかった。…ちげーよ、忘れられなかったから会いにきたんじゃねぇ。会いたかったから、会いにきたんだ」

 そう言いヒロインを抱きしめる。仕事の事を聞くと瀬戸は「辞めた。…っいや、捨ててきたっていうのが正しいかもな」と答える。

「優しい王子様」ではなく「本当の自分」を必要としてくれる人に会えたからそう思ったという瀬戸。

「元暴走族だし、口も悪いし、全然優しくしてやれねーけど、それでもお前だけの王子様になってもいいか?」

 そう聞く瀬戸にヒロインは「自分も好きだ」と答える。瀬戸はそんなヒロインに

「…知ってる。だってお前、俺にキスされても拒まなかったもんな。最後の最後まで寂しそうな顔しやがって。あんな態度とっときながら好きじゃねーって言われても困るっての」

と笑いながら答える。その後、いちゃいちゃしながら言い合いしていると隣のおじさんから「痴話喧嘩ならよそでやってくれ!」と怒られる。

あ、ちなみにこの言い合いはちゃめちゃに可愛かったです。

「怒られちまったな」と互いに笑いあう2人。ヒロインが部屋へ招き入れようとしたところ瀬戸は「へぇ。俺を部屋に入れていいのか?」と言う。

「2人きりになったら、俺お前の事どーしちまうかわかんねぇけど?」

 と耳元で囁くと顔を真っ赤にするヒロイン。この後も瀬戸に色々言われ照れながら言い返すヒロインだがそんな彼女に瀬戸は

「……お前さ、俺の前でそんな顔して何もされねーと思ってる?俺、お前が思ってるより手早いよ?」

「想像してみろよ、俺が何を我慢してて、何をお前にしてやりてぇって思ってるかさ」

 と言い、王子様モードの時にはしなかったようなキスを何度もする。身体に力が入らなくなった彼女は「大丈夫か?」という瀬戸の質問に強がって大丈夫と答える。

「なーに強がってんだか、お前こんな状態でこの後平気かよ。…平気だって言うなら俺も手加減しねぇよ?…今夜はたっぷり付き合ってもらうからな。…あ~そういや言ってたよな。俺の事甘やかしてやりたいって、そんじゃ、甘やかしてもらうとするか。…続きは部屋の中で。」

 と彼女を抱きかかえ部屋へ入りおしまい。

絶対あれですよね。瀬戸って行為自体は優しいけど言葉で攻めつつ、でも彼女の反応が可愛くて最終的に理性が飛んで自分のやりたいことするみたいなやつですよね。

 

総評

色々思うことはあるけど全部どうでもよくなるくらい瀬戸とヒロインのカップルが可愛かった!!!!!!!ほら!!少女漫画だったでしょ?!
本当にこのCD聴いてほしい~瀬戸の良さやヒロインの可愛さの全貌は語り切れていないしやっぱり聞いてこそみたいなところありますからして……。

っていうか書き終えて思ったけどめっちゃ書くの時間かかったと思ってたらクソ長くてびっくりした。要点だけ書けない芸人だから仕方ないね。長すぎて読み返さないままアップしているので誤字・脱字あります(断言)。気付き次第直しますが見逃してやってください。

次はランリミの片桐連書きます。